スカッシュのルール

ルール

初心者編

コートの中からフロントウォールを見たところ

スカッシュは、自分と対戦相手が一つのコートに入り、一対一でボールを打ち合って得点していくスポーツです。

試合では、11点を先に取った方がゲームに勝利します。(試合の話は別記事にて書きます)

お互いボールをフロントウォールに打ち返すことで、ラリーが成立します。相手が打ってきたボールを、床に2バウンドする前に打ち返します。この時のバウンドは床のみカウントします。(どういうことかわからない場合は、今はスルーしてください)

フロントウォールには3本ラインが引かれています。返球する際は一番上と一番下のラインの間に当てればOK。そこ以外に当たってしまうとアウトになります。(図1)

図1

お互いこれを続けます。どちらかが1バウンド以内に打ち返せなかったり、アウトしてしまったら相手に1点。さあ、これでもうスカッシュが出来ちゃいます。

初級編

サーブ

スカッシュはサーブからラリーが始まります。

サーブはサービスボックスに入った状態から打ちます。(図2)

スカッシュのサーブのルールの図

サーブだけはフロントウォールの真ん中のラインより上に当てます。

もちろん一番上のラインよりは下。(図3)

その後、打ったサービスボックスとは逆サイドの、コート4分の1の床にワンバウンド目が届けばOK。(図4)

サイド&バックウォール

自分がボールを打ち返すときに、サイドウォールやバックウォールに当ててからフロントウォールに返してもOKです。(図5)

もちろんフロントウォールに当たってからサイド、バックウォールに当たることもあります。

サイド、バックウォールにも上部にラインがあり、そこより上にボールが当たってしまうとアウトになります。(図6)

どの壁に当たっても、バウンドは床のみカウントするので、混乱しないように。

ボレー

テニスなどと同じく、跳ね返ってきたボールをノーバウンドで打ち返すこともできます(ボレーショット)

アピール

これは何かというと、「危ない時にプレーを止める」ということです。

相手に、ラケットが当たりそう、打ったボールが当たりそう、移動でぶつかりそう、というときはプレーを止めましょう。

試合の時は、選手からアピールがあったらプレーが止まり、レフリーが判定を下します。(やり直し、得点、等)

(レフリーの判定の話は別記事にて説明いたします。ちょっと難しいかもしれません。)

まずはプレーヤーとして、危険なシーンを理解してアピールできるようにしましょう。

中級編(試合)

ウォームアップ

試合を行う場合、初めに選手のウォーミングアップと使用するボールを温める時間が設けられます。

互いにコートの右側、左側に分かれてボールを打ちます。2、3球一人打ちしたら相手に打ち返す。これを2分行います。

レフリーが「ハーフタイム」とコールするので、相手との場所を交代して、もう2分これを行います。

サーブ権

試合ではまず、サーブを打つ人を決めます。(主な方法は、1人が回して倒したラケットのマークの上下を、もう一人が当てる、というもの。)

試合中は、ラリーに勝って得点を取った人が次のサーブを打つことになります。

ラリーに勝って、相手からサーブ権を奪った後のサーブだけ、サービスボックスの右か左、好きな方を選んでサーブできます。

自分がサーブを打って始まったラリーで得点をした場合、次のサーブは逆のサービスボックスから打ちます。

ゲーム、試合の勝ち

大会では、2ゲーム先取で勝ち、もしくは3ゲーム先取で試合の勝ちとなります。

各ゲームは11点先取で勝利となります。スコアが10体10に並んだ場合はタイブレーク(2点差をつけた方の勝利)となります。

公認大会でなければ、ゲーム数や点数が違うこともあります。

レフリー/マーカー

大会ではほとんどの場合、自分の試合が終わった後の次の試合の審判をすることになっています。

主に、勝者はレフリー、敗者はマーカーをします。大会の後半になると、主催者側で審判を用意してくれることが多いです。

レフリーの仕事

  • 時間の管理
  • ボールのイン、アウトの判定
  • アピールに対しての判定
  • 反則の判定

マーカーの仕事

  • 得点を用紙に記入
  • ボールのアウトのコール
  • レフリーの判定をコール
タイトルとURLをコピーしました